メールマガジン バックナンバー
2022/04/08 横山航平法律事務所メールマガジン(No.37)
横山航平法律事務所 代表弁護士の横山航平です。 メルマガの発行を大変ご無沙汰しておりました。言い訳に過ぎませんが,弊所は元々少人数でやっていたところに,ベテランスタッフが急きょ退職することになり,引継ぎやスタッフ探しなどに追われていました。幸い,優秀なスタッフが2名来てくれましたので,事務所の体勢が整いつつあります。弊所では事業者の方のサポートを中核としており,スタッフの重要性は人に語ったりしてわかっていたつもりでしたが,改めてスタッフの重要性を実感させられました。 【4月1日から成年年齢が18歳に変わります】 法改正により,本年4月1日から,成年年齢が20歳から18歳に変わりました。 多くのお問い合わせを頂いておりますので,説明いたします。 ①アパートを借りる,クレジットカードを作る,ローンを組む,携帯電話の契約をするといった一般の契約締結が18歳からできるようになります。18歳から社会人や大学生となる方が多くいますので,18歳から独立した経済活動ができることは都合がいい面があると思います。他方で,各種の契約トラブルの被害に遭う可能性があり,従前であれば未成年取消により保護することができたものが,新制度では未成年としては保護されません。大人として契約の重要さ,怖さを知っておく必要があります。 ②帰化や国籍の選択,国家資格の取得(公認会計士,医師免許,薬剤師免許など),裁判員裁判名簿登載も,20歳から18歳に変わります。 ③従来は結婚できる年齢が男性は18歳,女性は16歳,かつ未成年は親権者の同意が必要でした。新制度では,結婚できる年齢は男女共に18歳となり,かつ18歳で成人となるので親権者の同意は不要です。 ④嗜好品(飲酒,喫煙)やギャンブル(競馬,競輪,競艇など)は,従前どおり20歳からです。 ⑤なお,選挙権年齢については,すでに平成28年6月から18歳に変更されています。 関連することも含めると,おおよそ以上に述べた通りです。 【新コーナー・弁護士横山の日本語についてヒトコト】 最近は「〇〇させて頂きます」という言い方をよく耳にします。本来は相手に許しをもらって何かをするような場合に使う言葉ですが,近時はあらゆる場面で使われています。タレントのみならず政治家やアナウンサーまで使うようになりました。気になるのは私だけでしょうか。本来は「〇〇します」「〇〇いたします」でいいはずです。式典での開会の言葉で「開会させて頂きます」→「開会します」ではだめでしょうか?とあるスポーツ選手が記者会見で「結婚させて頂きます」と言っていましたが,誰かに許可をもらって結婚するのでしょうかね?若い人はどんどん進化させて「やらさせて頂いております」「やらして頂きます」「しゃべらさして頂きます」・・・到底ついていけません。言語は時代の変化とともに変化するものでしょうから,これ以上は言いません。。 〇〇弁護士横山の趣味のコラム〇〇 前回はクルマのパワーについて語っていました。今回は電気自動車についてです。 少し前から自動車の世界では燃費が重視されるようになりましたが,最近になって急に「脱炭素」「カーボンニュートラル」が世界的に叫ばれるようになりました。 自動車メーカー各社は「20..年までに全車種を電動化」「製造過程も含めてカーボンニュートラル」というような宣言を続々と出しています。 現在電動化で最も実用性があるのは,バッテリー(リチウムイオン電池)に外部から充電しモーターを駆動させて車を動かす「電気自動車」です。二酸化炭素を排出しないというコンセプトですが,供給元の電気の発電方法が課題で,例えば火力発電で作った電気で走るのであれば厳密にはカーボンニュートラルとは言えません。水力,太陽光,風力などの自然エネルギーで充電したいものです。なお,水素で発電してモーターで走らせる「水素燃料電池自動車」も電気自動車の一種です。水素の安定供給が課題ですが,期待できるシステムです。それとは別に通常のガソリン車と構造はほぼ同じでガソリンの代わりに水素を燃やしてエンジンを回すことで走らせる自動車もあります。 課題としては,リチウムイオン電池は原材料となるリチウムが希少金属かつ環境負荷が高いことと,航続距離が短いことが挙げられます。現在日本では「全固体電池」なるものが研究開発されていて,リチウムイオン電池より軽量・安全で蓄電能力が格段に高いそうです。実用化されれば,リチウムイオン電池の課題が一挙に克服され得ます。今の2倍,3倍走れるようになればいいですね。 さて,長くなりましたので,続きはまた次回で。
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